話は少し外れるが後に探偵小説を
論ずるときに必要であるから「定」に入ることに就て茲に少しく述べて置かう。
棊有つてより以来、言を立て道を
論ずる、これに過ぐる者有る無し、目して棋家の孫子と為すも、誰か敢て当らずとせんや。
凡そ水味を
論ずるの書、唐の張又新、盧仝等より始まりて、宋元明清に及び、好事の士、時に撰著あり。
夜半の是非を
論ずるなかれ、即ち鐘声を聞くや否やも未だ知るべからざるなりと」としてある。
忍月居士がアリストテレスの罪過説を引て小説を
論ずるが如きものは豈其正を得たるものならんや
しかし僕は随筆を
論ずるにも、清閑の所産たる随筆を
論ずるにも、野人生計の事に及ばざるを得ない。
小説戯曲等を
論ずるも、今なほ僕等に適切なるものあり。
両氏はどの位感覚と意志とを別のものにして、
論ずる事が出来たかそれを見る時を楽しみにして居る。
)しかしクリストの中にあつた共産主義者を
論ずることはスヰツルに遠い日本では少くとも不便を伴つてゐる。