六階から屋上に通ずるドアーですか? 別に
錠は下しません」
この耳環は銀三十
錠の値いのある品だそうでございます。
扉に
錠はかかっていませんから、あけておはいりください」
こう言う僕の枕もとにはいつも読書用の電燈だのアダリン
錠の罎だのが並んでいる。
表の戸には
錠をおろして行ったので、誰も内を覗いて見る人もなかったが、それからあしかけ四日目に阿母が一人で帰って来た。
昨晩も扉に
錠をせずに眠ってしまったことを伸子は思い出した。
「ね、だんな、きょうは地獄のおえんまさまでさえもがくぎ抜きに
錠をおろしておくんですぜ。
錠をかけてあるわけではなく、鉄門の下にコンクリの固まりを錘りとして、ちょっとおさえてあるばかりなのであったから。
小屋に着くと、いつも私の習慣にしているように扉を叩いたが、なんの返事もないので、自分の知っている鍵の隠し場所を捜し、扉の
錠をあけてなかへ入った。