女王が故郷に立つて行く日、大王の贈物を載せた数十頭の駱駝と馬と
驢馬と、家来たちと、砂漠に黄いろい砂塵の柱がうづまき立つて徐々にうごいて行つた。
文藝城、新思潮、眞晝、葡萄園、山繭、
驢馬等、目星しい同人雜誌の十二月號の出ないのはどうしたことか。
市は路車や搬夫や
驢馬や
驢馬追ひで埋められてゐるのである。
即ち
驢馬で行くことを断念してレジナ駅から登山車に乗らうといふのである。
北海道馬の
驢馬に等しきが二頭、逞ましき若者が一人、六人の客を乗せて何処へともなく走り初めた、余は「何処へともなく」といふの心持が為たのである。
青年は童の言うがまにまにこの
驢馬にまたがれど常に苦笑いせり。
※こりや、フォマ、フォマつたら! もう嫁を貰つてもええ齢をして、お主はまるで
驢馬の仔みてえな、阿房な真似をさらすだ!※