「尻尾」の例文

「尻尾」の書籍での例文

この男は、頤の先に、鼠の尻尾のやうな髯を、申訳だけに生やして、踵が隠れる程長い※布衫に、結目をだらしなく垂らした茶褐帯と云ふ拵へである。

酒虫

芥川竜之介

かくては大切なるこの尻尾も、老人の襟巻にさへ成らねば、いと口惜しく思ひ侍れど。

こがね丸

巌谷小波

その結果、ぼくたちは、ついにすばらしい「考え」の尻尾をつかんだのである。

恐竜艇の冒険

海野十三

博士は、例の無精髭を、兎の尻尾のようにうごかして、天井裏を睨みつけた。

犬はなぜ尻尾を振るか

耳から尻尾の具合、面貌までが頗る肖ておる。

犬物語

内田魯庵

それを見た白の嬉しさは何と云えば好いのでしょう？　白は尻尾を振りながら、一足飛びにそこへ飛んで行きました。

いもりは尻尾を反らして高く上げた。

鼠は慣れていると見えて、ちょこちょこ、舞台の上を歩きながら、絹糸のように光沢のある尻尾を、二三度ものものしく動かして、ちょいと後足だけで立って見せる。

鬣と尻尾だけが風に従ってなびいた。

「尻尾」のオンラインでの例文

燕尾服みたいになってる裾の割れ目に尻尾をフィットさせたい。

らふびー

別名はラビットテール（うさぎの尻尾）で、見た目もさわった感じも鉱物だとは思えないふわふわ感です。

フェリシモミュージアム部™

そして抑え切れない激怒から尻尾で空を叩き散らしたし、わたしには朝の挨拶さえしなかった」（221-222頁）。

フクヒロ

犬はひたすら尻尾を振って上目遣いをしてご飯をねだるだけです・・・・まぁそれも可愛いんですけどね。

kohji 南ラオス自然農園

あの雪うさぎたちは、溶けてしまわないのだろうか？横一列に並ぶ丸くて白い尻尾に、思わずふふっと笑った時、額の冷たい塊がぴょんと胸の辺りにジャンプした。

水月

「いっときのお飾りだと思って我慢しましょうかね」「どうせあっというまに尻尾を巻いて逃げ出すさ。

浅生鴨

尻尾の例文

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「尻尾」の他の表現

「尻尾」の関連語句

尻尾 の例文

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