しかも彼も一個の豪傑であるので、尼僧に対して自分の見た通りを正直に打ちあけて、さてその子細を
聞きただすと、尼僧はおごそかに答えた。
「それじゃ他人の
聞きたがらない音楽を金ずくで聞かせるのも悪趣味だよ。
それでも怖い物見たさ
聞きたさに、いつも小さいからだを固くして一生懸命に怪談を
聞くのが好きであった。
家政の報告などは
聞きたくないと云ふことを知らせるには、只目を瞑つて頭を掉つたのである。
いと長々しき繰り言をまだるしとも思わで
聞きたる壮佼は一方ならず心を動かし、
主人は何ゆえにこの翁の事をかくも
聞きたださるるか、教師が心解しかねたれど問わるるままに語れり。
「実の処おれは、それを
聞きたさに今日も寄ったのだ、そういう話を
聞くのがおれには何よりの御馳走だ、うんお前も仕合せになった」
その甲虫を彼はまったく新しいものと信じていたが、それについてあす私の意見を
聞きたいというのであった。
それでも怖い物見たさ
聞きたさに、いつも小さい身體を固くして一生懸命に怪談を
聞くのが好きであつた。